『わたしを離さないで』を読んで

2016-06-30 | Posted in Others, 音楽・映画・本の感想Comments Closed 

こんばんは、『乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ *PUKU*』のバッグデザイナーのゆうもです。

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ここ10日程は自分のメンテナンスの日々です…。
表参道の合同展が終ったら少し時間が出来るので、胃と大腸の内視鏡でした。
先週の胃カメラに続いて、今週は大腸内視鏡でした。

アラフィフの私には、身体のメンテナンスも大切なお仕事。
どどっと疲れますが、身体を知ることで少し安心もしますね。
今日は久しぶりに読書感想です。
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『わたしを離さないで』を読んで

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『わたしを離さないで』
カズオ・イシグロ 著
土屋政雄 約

 

少し前にTBSのドラマにもなった小説です。
ドラマはちょっと重かったけどとても面白かったので、原作本を読んでみました。

このドラマは、不思議な寄宿学校が登場します。
その学校で少女時代を過ごしたキャシーの回想なのですが。

自分が普通の少女だと思って育っていったキャシーは、少しずつ自分が「違う」ことに気付いて行きます。

 

ここからはネタバレになるので、これから読もうと思ってる方は読まないで下さいね。

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キャシーたちは臓器提供することだけが目的で作られたクローンなのでした。
子供を作ることも、仕事に従事することもなく、ただひたすら他の「人間」のために臓器提供をするために作られたという。

キャシーが普通の聡明な少女として思考し育っていくのが切ないです。

テレビドラマでは園長先生が「あなたたちは人に尽くすために生まれた『エンジェル』なんです」と生徒たちに訴えるシーンがありましたが。

誰かのために臓器提供するためだけに作られる存在。
「ありえない」で片付けることは出来ないですよね…。

 

今だって、発展途上国の人が、先進国の人のために自分の臓器を提供してお金を稼いだり。
誘拐された子供の臓器が売買されたりしているという恐ろしいことが起こっています。

結果的に先進国の人が発展途上国の人の臓器を「買って」いる事実があるのですから。

 

科学がどんどん進んで、寿命が何年も延びることが、果たして幸せなのだろうか…。
人間らしく生きるというのはどういうことなんだろう。

クローンって、どこまでクローンなんだろう?

 

この原作小説は、綾瀬はるか主演のTBSドラマと比べると、ドラマチックな事件は出て来ないです。
もっと淡々とキャシーたちの行き方が描かれていました。

それだけに、深く深く考えさせられました…。

 

バッグデザイナーのゆうもでした。

 

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〈自己紹介〉

*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。

「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。

*PUKU*(プク)は、猫やうさぎなどの動物の絵柄のモチーフの付いた、使いやすく高級感あるバッグや雑貨を販売しているブランドです♪


ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。

 


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