町田版画美術館でエッチング(3)
*PUKU*オンラインショップに、あめ玉がま口ポーチ6点を追加しました!
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『乙女ココロ 浪漫ちっく バッグ&雑貨 *PUKU*(プク)』のバッグデザイナーのゆうもです。
今日は町田版画美術館での一般解放での制作の日。
台風13号が来てるので行くまでの道が心配でしたが、私が家を出た時間はちょうど風雨もなくホッとしました。
行く途中の版画美術館のある芹が谷公園の長い階段には、今年の台風でどんぐりがいっぱい落ちてました。
こんな感じで葉っぱと枝がついたまま落ちてるんです。
まだ青い実なのに、痛々しい。
葉っぱと枝は王子様(どんぐり)のお供のようです…。
町田国際版画美術館でのエッチング(3)
そんなこんなでしたが。
今日も町田国際版画美術館の一般解放での制作でエッチングです。
今日からはラフを描いていた「ブレーメンの音楽隊」を制作です。
ラフはこんな感じでした。
このラフをトレぺに鉛筆で写して、グランド(防蝕剤)をかけてテーパー(ロウソクの煤で燻す)した銅版に転写します。
転写はトレぺの裏から手描きで写す人もいますが、私は少し圧を弱くしてプレス機に通して転写します。
こんな風に転写されます。
トレぺに写したのと反転します。
この線を当たりにして、ニードル(1号)でコリコリと描きます。
まずは動物たちを描きました。
動物たち、毛並みをどこまで描くかが悩ましい…。
描き上がってから腐蝕液(塩化第二鉄)に浸します。
…描き上がったところを撮影し忘れました、腐蝕液に25分浸して水とお醤油で洗ったところです。
腐蝕されているので、線がオレンジ色になってます。
そうそう。
腐蝕した後はまず水洗いして、それからお醤油をかけると、腐蝕液が中和されて銅版の線が綺麗になります。
日本で銅版画をする人は、多分お醤油洗いしています。
以前、海外の銅版画工房で制作をした人に聞いたことがありますが、お醤油は使わないそうです。
だから版は腐蝕液が完全には取れなくてどろっとした感じになるそうです。
この後、太くしたくない線(動物の毛並みとかデリケートなお顔の部分など)は腐蝕しないように黒ニス(私は油性ペンを使います)で止めて、さらに20分腐蝕液に浸し、もう一度水洗い+お醤油洗いしてからさらに腐蝕止めして20分ほど腐蝕液に浸しました。
それからグランドを剥がしました。
こんな風に線が腐蝕されてました!!
すみません、なんだかぼやけた写真です。
銅版を撮影するときは、あれこれ写り込んでしまって、線が綺麗に見えないんですよね…。
目で見るとよくわかるのですが。
初回のエッチング、ラフな線がなかなかいい感じに出てました!
明日は「猫とスミレ(仮タイトル)」と「猫とコスモス(仮タイトル)」の版の続きをお見せしますね。
バッグデザイナーのゆうもでした♪
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〈自己紹介〉
*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。
*PUKU*(プク)は、猫やうさぎなどの動物の絵柄のモチーフの付いた、使いやすく高級感あるバッグや雑貨を販売しているブランドです♪
「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。
布花もお勉強していまして、最近はオリジナルの銅版画と布花を組み合わせて、布花コサージュなども作ってます。
ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。