町田版画美術館でエッチング(2)

2016-09-05 | Posted in Illustration, 銅版画Comments Closed 

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『乙女ココロ 浪漫ちっく バッグ&雑貨 *PUKU*(プク)』のバッグデザイナーのゆうもです。

今日は先週は夏休みでお休みだったアシスタントさんが入ってくれる日でした。
溜まってきている宿題…、、もといセミオーダーのバッグの生地のカットや芯貼りをお願いしました。

いや〜 速くて綺麗なこと!!
今日の午前中のアシスタントさんの作業で、手付かずになっていたバッグの下ごしらえがほぼ終了しました!

心が軽くなりました♪

 

町田国際版画美術館でのエッチング(2)

日曜日は、町田国際版画美術館の一般解放での制作でした。
前回の制作が8月25日。
その時の記事はこちらです。

「町田国際版画美術館でエッチングをしました」
http://pu-ku.net/archives/4043

 

前回はここまで出来てたんですね。

160825_04

160825_03

この段階で1回目の腐蝕です。

再度グランド(防蝕剤)をかけて、テーパーをかけて(ロウソクの煤で燻す)、もう一度エッチングします。

160905_06

スタート間もない状態です。
ニードルで描いた部分だけグランドが削れて、銅が剥き出しになります。
剥き出しになった部分は、再度腐蝕します。

160905_03

ひたすらコリコリとニードルで描いて、こんな感じになりました。

もう一枚の「猫と菫」はこんな状態です。

160905_05

そして、腐蝕液(塩化第二鉄)に浸します。

最初は20分腐蝕液に浸して、一度出してからもう腐蝕させたくない部分は黒ニスで止めます。
更に線を太くしたい部分は20分の腐蝕。

銅版画をやっている人だと、20分の腐蝕だと短いと感じるかも?
私は細いエッチングの線を何回も腐蝕して強い線にしたいので、こんな方法になります。

2回目の腐蝕が終了したので、グランドを落とします。
ドキドキ…。

160905_04

160905_01

うん、まずまず成功してるみたいです。

その後、今度は工房のグランドを使ってからニードルで描いて、更に20分だけ腐蝕しました。
それからグランドを剥がしました。

まー、いいかな?
とりあえずその頃に夕方5時になりましたので、作業は終了。

 

家に戻ってからじっくりと版をチェック。

160905_02

160905_08

この写真ではどう変わったかわかりにくいですよね^^;

私が一番こだわってるのは、やっぱり猫のお顔でしょうか。
感じのいい猫さんになってくれるようにちまちま描いてます

あと、版に汚れがついてるのがわかりますか?
この腐蝕してるうちに自然に着く傷や汚れが、刷った時にいい味わいになります。

 

このあと、「ソフトグランドエッチング」と「アクアチント(スピットバイト)」、それに直接版に描く「ドライポイント」を少しして、試し刷りをします。
まだまだ先は長いですね〜!

 

バッグデザイナーのゆうもでした♪

 

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〈自己紹介〉

*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。

*PUKU*(プク)は、猫やうさぎなどの動物の絵柄のモチーフの付いた、使いやすく高級感あるバッグや雑貨を販売しているブランドです♪

「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。
布花もお勉強していまして、最近はオリジナルの銅版画と布花を組み合わせて、布花コサージュなども作ってます。


ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。


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