柔らかな線を描くためのテクニックとは?

2016-09-09 | Posted in Illustration, 銅版画Comments Closed 

*PUKU*オンラインショップに、あめ玉がま口ポーチ6点を追加しました!
www.pu-ku.jp/

top_160822

 

『乙女ココロ 浪漫ちっく バッグ&雑貨 *PUKU*(プク)』のバッグデザイナーのゆうもです。

7月の半ばから始めたジョギングは一応続いています。
でも、雨の日とか朝から外出する日はお休み。

最近は朝に調子がイマイチでお休みしてしまった日は、夕方に走ってます。
朝よりも身体が起きてるからか、楽に感じます。

でもダイエット効果は朝のジョギングの方があるんですって。
私の場合はダイエットが目標ではなく、体力をつけたいからなので、夕方でもいいのかなぁ。

ま、無理しない範囲で続けたいと思います!

 

 

柔らかな線を出すためのソフトグランド

今回は、昨日の続きです。
町田版画美術館の一般解放での制作の様子です。

今日は「猫とコスモス」と「猫とスミレ」の銅版画に「ソフトグランドエッチング」を施したところをお見せします。

前回はここまで進みました。

160905_02

160905_08

この版に「ソフトグランドエッチング」を施します。

 

普通に「エッチング」で「グランドを流し引きする」というと、「ハードグランド」のことなのですが。
他にも「ソフトグランド」というのもあります。

ハードグランドはかけた後に固まるのですが、ソフトグランドはネバネバしたままです。

ハードグランドエッチングは、銅版画らしいカチッとした硬い線を描くときに有効は手段ですが、ソフトグランドエッチングは逆に柔らかな線を描くことが出来ます。

硬い線と柔らかな線と、何種類もの線を使うことによって、幅広いトーンの銅版画になっていきます。

 

 

160909_04

こちらはソフトグランドをかけた版です。
(固形のソフトグランドを版と共にウォーマーで温めて柔らかくして、それをローラーで銅版に均等に塗るという方法でソフトグランドをかけます。)
触るとベタベタしています。

160909_05

その版の上にトレッシングペーパーを乗せてその上から鉛筆で描くと、柔らかな線が描けます。

160909_01

こちらはトレぺを剥がしたところ。

それから10分程度腐蝕液(塩化第二鉄)に浸しました。

 

腐蝕液から出したら、ソフトグランドを落とします。

160909_02

160909_03

間違い探しじゃないですが、最初の写真「どこが違うかわからない」でしょうか(汗)?

下の「猫とスミレ」の方がわかりやすいかな?
なんとなく全体にトーンがついてるのがわかりますか?

 

この後には「アクアチント」という手法を施します。
そうして、いよいよ試し刷りです!!

 

みなさま、最後まで読んでくださってありがとうございます!
舌を噛みそうなカタカナ語ばかり出てくるんで、わかりにくくて大変申し訳なく思います…。

 

バッグデザイナーのゆうもでした♪

 

*************************

下の画像をクリックしていただけると励みになります♪

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

*************************

 

*PUKU*ツイッター
@yumo22
https://twitter.com/yumo22

*PUKU*インスタグラム
@puku_bag
https://www.instagram.com/puku_bag/

是非是非フォローをお願いします♪

■*PUKU*のメールマガジンです。
可愛い作品やラフスケッチなどの画像がいっぱいのHTMLメルマガです。
月に2〜3回程度発行をしています。
メルマガのご登録は下記のバナーよりお入り下さい。

melma_bn_300200
※もし登録をしているのメールマガジンが届かないという方は、下記のフォームよりお知らせ下さいませ。
https://secure.shop-pro.jp/?mode=mailmaga&shop_id=PA01140499

■オンラインショップにはこちらのバナーからお入り下さい!

shop_img_05

 

 

〈自己紹介〉

*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。

*PUKU*(プク)は、猫やうさぎなどの動物の絵柄のモチーフの付いた、使いやすく高級感あるバッグや雑貨を販売しているブランドです♪

「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。
布花もお勉強していまして、最近はオリジナルの銅版画と布花を組み合わせて、布花コサージュなども作ってます。


ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。


この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます