実は最初は、ぱっとしないイマイチな蓋でした

2014-09-17 | Posted in Bag&Zakka, かごComments Closed 

こんばんは、乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨 *PUKU*(ぷく)へようこそ!
バッグデザイナーのyuumo(ゆうも)です。

この夏に作った、あみかご作家の越野ちかこさんとのコラボレーションで、ちかこさんの紙バンドのかごに私が内布と蓋(カバー)を付けたかご作品。
今日ご紹介する真っ白にピンク色のラインが印象的なカトラリーケースを最後にご紹介します。

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カトラリーケース『チェロ弾きうさぎ』(紙バンドかご制作:越野ちかこさん/内布と蓋の制作:森祐子)

このカトラリーケースを、ちかこさんにかご一式をお預かりしてから一番最初に作り始めました。

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*PUKU*で一番人気の銅版画モチーフの『チェロ弾きうさぎ』をMOKUBAのリボンレースで縁取り、かなり前に購入をしたYUWAのコットンリネンと合わせました。
材料を手にして、これは絶対可愛くなる!と思って作り始めました。

それなのに…。

最初は蓋の芯にバッグ用のワッペン芯の厚手のものを2枚重ねして作ったのですが、これが失敗だったのです。
なんだかふにゃふにゃして、だらしない感じ…。
後ろを留めたリボンも、手持ちの細いサテンリボンを使いましたが、これまた細すぎて頼りない感じが。
大失敗というほどではないのですが、ぱっとしない。
こういう時はボツにするに限ります。

翌日、芯には黄ボール紙を入れることにして画材屋で購入。
(最初に黄ボール紙を避けたのは、カットが大変だからなんです。
カッターナイフを使うのがあんまり得意ではなくて…。)
リボンも隣駅の手芸屋さんで買って来て、再度作り直しました。
ボール紙も私の気持ちが伝わったのか、するりとカットが成功!

ようやく、納得の可愛さになりました☆

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おリボンも、このグログランリボンの色合いと質感が可愛い♪♪

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蓋もこのくらいぱりっとするのが理想的!
裏に貼った牛革も生きてくるというもの。

失敗した時の写真も撮影しておいたら、どんな変化をしたかが解るのですが。
イマイチな時はテーブルを少し片付けて撮影スペースを作る気力も産まれません…(-_-;
うだうだと何十分もイマイチなものとにらめっこして、「やり直す!」と決めたら、銅版画のモチーフ部分だけ取って、速攻で残りはゴミ箱に。
決断力があるんだかないんだか解らないですね…。

「やり直す」決断って、出してしまうとさばさばとするのですが、決めるまでは「でも…」「時間がないし…」「せっかく作ったのに…」「材料がムダになっちゃうし…」と、言い訳のオンパレード。
でも、今こうやってかごたちの画像を整理していると、あの時の決断は正解だったなあと思います。

かごのご紹介シリーズの最終回で、最初の失敗を思い出しました。
失敗が「可愛い!」の素なのでした☆

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