「まとも」と「異常」の境界線

2015-01-01 | Posted in Others, 音楽・映画・本の感想Comments Closed 

こんばんは、乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨 *PUKU*(ぷく)へようこそ!
バッグデザイナーのyuumo(ゆうも)です。

私の三が日は、ひたすらだらだらと飲んで食べて寝て…と怠惰です。
今日は、久しぶりに映画のDVDをきちんと見ました!

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『17歳のカルテ』

年の始まりの1本目に見る映画としては、少し重いかな?と思いつつ。
以前買ったきり、なかなか見る時間がなかったので見ることにしました。

ウィノナ・ライダー主演でアンジェリーナ・ジョリーの出世作です。

精神病院に入院した主人公が、その中で長年入院いしているエキセントリックな患者の振り回されながら、生きて行く日々を描いてます。
1999年の映画でした。もう15年以上前の映画なのですね。

私は『若草物語』を見てからウィノナ・ライダーが好きで、この映画も封切り当初に見たいと思いつつ、見逃していました。

舞台が精神病院なので、重くて暗い話なのかなと思いましたが、一人の繊細な女性が自分の足で歩く気持ちになるまでを描いていました。
ウィノナ・ライダーはやっぱり魅力的でした。
境界性人格障害と診断されたウィノナ演じるスザンナは、彼女が精神に異常を来しているというよりは、傷ついてとても弱っている普通の女性に見えました。

精神病院内で、エキセントリックで患者たちを振り回すアンジェリーナ・ジョリー演じるリサは、とても印象的。
キラキラと輝いています。
善悪の区別も、まともなのか異常なのかも彼女には関係なく。
スザンナがリサに惹かれながらも、いない間にはほっと休まるという気持ちがよく解りました。
同じ病棟の他の患者の女性たちも個性的に描かれていました。

設定的には昔見た『カッコーの巣の上で』を思い出す映画でしたが、もう少しリアルで淡々としています。

この映画では、アンジェリーナがアカデミー助演賞を受賞するなど目立っていましたが、私はウィノナの壊れそうな繊細さ、病的な雰囲気にとても惹かれました。

 

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〈自己紹介〉
*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子
神奈川県在住。「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。
ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。


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