町田版画美術館で銅版画の刷りをして来ました
乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨*PUKU*(プク)のバッグデザイナーのゆうもです。
ようやく関東も梅雨明けのようですね(*´∇`*)
これでお洗濯がばんばん出来ます♪
しかしジョギングどうしよう…?
ただでさえ日焼けして真っ黒なのに、更に焼けること間違いなしな感じ。
実は私。
朝一番(といっても10時ぐらい)のジョギングの時はジャージにすっぴんなのです。
顔も洗わずに走って(帽子でごまかす)、家に戻ってからシャワーを浴びてさっぱりしているのです。
私の肌は、日焼けすると赤くなることなく、どんどん黒くなります…。
今の段階で夫(色白)よりも黒いという。
お天気がよくなるとサイクリングもいいな〜 と思って来るし。
これまた著しく焼けますね!
やっぱり少しは日焼け対策して出かけないとだめかしら。
このままだと日本人離れしてしまいそうです…。
銅版画の刷りをお見せします
今週は町田版画美術館の一般開放で、工房を使わせてもらいました。
本当は新しい版を作る予定だったのですが、準備が間に合わないので刷りをしてきました。
私の版画にしては大きめの、10センチ角ぐらいの版を10枚程度刷って来ました。
今回、インクを詰めるところを撮影しましたので、お楽しみ下さいね。
インクの色はこんな風に作ってます。
左側の細長い紙は、私が使ってるインクの色見本。
どの色も4〜5色はチューブの絵の具を混ぜています。
この色見本に合うように色を作ります。
今回、解りやすいように、うさぎの銅版画『ファンファーレ』にインクを詰めて行きます。
まずは赤系。それからイエローのインクを版に乗せました。
境目はヘラで混ぜてます。
トランペットはイエローオーカー系。
葉っぱのグリーンを乗せました。
それから目の部分を強調するように焦げ茶色。
サングラスのようですね。
それから赤茶色。
この色を一番よく使います。
これで版全体にインクが乗りました。
インクがぬらっとしてますよね、盛り上がってます。
デスクの上はこんな状態。
インクを取るのは大事な作業
それから、せっかくいっぱい乗せたインクですが、どんどん取って行きます。
こんな風に紙をあてて余分なインクを取ります。
この時は工房の新聞紙を使いました。
家では電話帳の紙を使っています。
こうやってインクを乗せた版の上に紙を置いて余分なインクを取って行くという作業は、5〜6回繰り返します。
ねちゃ〜と乗っていたインクはほぼ取れて、線も見えて来ました。
次は更に紙でインクをこすって取ります。
この時は新聞紙を使いましたが、普段は使用済みのロール紙を小さくカットして使っています。
この紙を何回も変えてインクをぬぐいます。
大体インクは取れました!
あとは仕上げ。
綺麗な紙でこすって、ほぼインクが落とせました。
生地に刷る時はこのくらい落としておけば大体大丈夫です。
多少残ったインクも、味わいになります。
でも、紙に刷る時は、私はもう少し綺麗にインクを落とします。
紙の方が布よりも目がずっと細かいので、刷った時に残ります。
こんな感じで全部の版のインクをぬぐいました。
でも、線やトーンの中にはちゃんとインクは詰まってるのです。
そしていよいよ刷り!
綺麗に刷れてました〜〜!!
銅版画の刷りは1回で1枚
そうそう。
先日、お友達からFacebookで「銅版画はインクを詰めたあと、プリントゴッコみたいに何枚もいっぺんに刷れるの?」とのご質問をいただきました。
これは残念なことに出来ないのです(T△T)
一回インクを詰めたら、一枚しか刷れません。
これ、私も最初に銅版画を習った時にびっくりしました。
こんなにインクを詰めるのが大変なのに、一枚しか刷れないとは!
えらく効率が悪いですよね!
特に、何色もの色を使う(私の用な一版多色とか二版、三版と重ねて刷る)場合は、混ざった部分の色が濁ってしまうので、一枚刷る度に全てのインクを溶剤で落として、まっさらな状態にして刷ります。
一版一色ならば刷った後でもそのまま同じ色を乗せて使えるのですが…。
銅版画のインク詰めは、なかなか大変なのです☆
バッグデザイナーのゆうもでした♪
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〈自己紹介〉
*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。
*PUKU*(プク)は、猫やうさぎなどの動物の絵柄のモチーフの付いた、使いやすく高級感あるバッグや雑貨を販売しているブランドです♪
「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。
布花もお勉強していまして、最近はオリジナルの銅版画と布花を組み合わせて、布花コサージュなども作ってます。
ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。