違いが解りますか?2枚の銅版画

2015-06-03 | Posted in Illustration, 銅版画Comments Closed 

こんばんは、乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨 *PUKU*(ぷく)へようこそ!
バッグデザイナーのyuumo(ゆうも)です。

 

◆2枚の銅版画、比べてみましょう

昨日の記事でご紹介をしたバッグ『青い鳥はすぐそこに』の銅版画のことを書きますね。

ご存知、*PUKU*の特徴のシルクに刷った銅版画です。
こちらは制作途中。
パステルトーンの華やかなジャガード織りの生地に銅版画を合わせました。

150603_03

この銅版画なんですが。
実は縫い付ける銅版画の候補がもう1点あったのです。

150603_02

こちらです。上の銅版画との違いは解りますか?

刷ったシルクの織りの模様が違います。
それから手染めしたシルクの色合いが違います。
そして、何よりも使った銅版画インクの色が違うんですね!

…とはいえ、写真では解りにくいかしら。
一方はレースと生地で囲んであるし。

150603_01

並べてみるとかなり違うのが解りますか?
左側の方がインクの色が鮮やかなんです。

…実は、採用した右側は思ったよりも色が渋くなってしまったのです。

何せ、こんな風にアナログで色を作っているので(-_-;

150603_04

ただの赤茶に見えても、5色ぐらい混ぜてるので、色を合わせるが大変なのです。
色をちゃんと合わせたつもりが、刷ってみたら思ったよりも地味な感じになっちゃいました。

でも、今回使ったパステル調のサーモンピンクのジャガード織りの生地に合わせてみたら。
地味になってしまった銅版画の方がしっくり来ました!
生地の色が引立つのです。とても微妙なところなのですが…。

こんな風に、一点ずつ違う色に刷り上がるのも、*PUKU*のシルクに刷った銅版画の味わいと思っていただけたら嬉しいです♪
(本来の紙に刷る銅版画の場合は、エディションナンバーを入れた場合は極力同じ色に合わせるものなんですけどね(-_-;
多色で刷って色を合わせるのは大変なんですよー!)

 

*PUKU*のバッグデザイナーのゆうもでした!

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〈自己紹介〉
*PUKU*バッグデザイナー yuumo(ゆうも)森 祐子 神奈川県在住。猫好きです、愛猫はカノン。
「乙女ココロ 浪漫ちっくバッグ&雑貨」をコンセプトに、バッグと雑貨を制作・販売。思い出の小道や黄昏時、猫を拾った帰り道、野の花で作った花冠。そんな乙女ココロを大切にしたい女性のために、バッグデザイナーyuumoが1点ずつ銅版画で描き、ロマンチックな絵本みたいなバッグや雑貨を作りました。本革、着物の古布、上質なインポート生地、手染めしたシルクなどを贅沢な素材を使い、セピア色の風合いにこだわっています。がまぐちバッグを作ることが多いです。
ライブに行くのが大好きです!好きなミュージシャンは小沢健二、スピッツ、フジファブリック、クリープハイプなどなど。


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