香水瓶と猫の銅版画、３年越しの制作となりました！

今日は、新作の銅版画の製作状況をお見せします！

香水瓶に戯れる愛らしい猫の銅版画です。

まだ途中ですが、なかなか可愛らしく進んでますよ😊
今回の記事では、制作途中の銅版画をご紹介します♪

３年越しの銅版画の制作となりました

さて、まずはラフをご紹介しますね。

この色鉛筆のラフスケッチ。
描いたのは多分３年ぐらい前です。

少しだけニードルで描いた、この状態でまで進んだのですが。

この後、バッグを作る方の仕事が忙しくなり、机の引き出しに入れたまま放置…。

引き出しを開ける度にこのコが目に飛び込んで来ます。
あー、どうしよう。

２年ぐらい過ぎてからは「もうやめようかな…」なんて思いました。
タッチも変わってるかもしれないし。

だけど、私も大好きな銅版画家の友達が、「数年前に描き途中だった銅版画を進めたらよくなった！」
という投稿をSNSでしているのを見かけて。
「あー、そういうこともあるのか。私も進めてみようかな」という気になりました。

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３年越しでエッチングを進めてみたら

そして３年ぶりにこの銅版画に手を加えてみました。

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あら！決して悪くないです。

私が描く時に一番気をつかうのは、猫のお顔。
３年前の目元がちょっと気に入らないので修正して、どんどん手を加えていきました。

うん、ちゃんと描けるではないですか。

ホッとしました。

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しかししかし。
この時は腐蝕は大失敗しました。

思ったように線が腐蝕されていません。
こんな失敗は記憶にないぐらい。

やっぱり長い年月でタッチなども変わったのでしょうか。

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気を取り直して、再度エッチングします。

間違い探しのように同じ銅版画に見えますか？

これでもどちらも４〜５時間ぐらいかけて描いています。
猫さんのお顔が違いますよね！

そして、腐蝕をします。

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猫のお顔が可愛くなった！

そして、満を辞してグランドを剥がしたら。

あら！可愛いお顔の猫さん、登場！！

ホッとしました〜〜！！

銅版画は強い酸性の液で銅に線を刻むので、エッチングをした時にちょっと嫌な感じになってしまったら、修正がとてつもなく大変なのです。
今回は愛らしいお顔の猫さんになってくれました！

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更に味わいのある太い線にするために腐蝕をしますので、グランド（防腐蝕剤）を版面にかけます。

グランドそのものは、透明な焦げ茶色なのです。
その後ロウソクの煤で燻して（テーパーをして）真っ黒にして、ニードルで描きます。

こちらは３回目のエッチング。

あれ？今度は猫の顔がイマイチじゃない？
と思われましたか？

今回は、前回の猫のお顔に、少しだけ線を足したいので、こんな感じです。
腐蝕をさせたらまた感じが変わりますので、また今度お見せしますね♪

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最後に近況など。。

毎日、神奈川県は暑いです〜〜！！
こんな暑い中、我が家は明日からお風呂に入れなくなります…。

念願のバスルーム&洗面所のリフォームです。
実は昨年の今頃に計画はあったのですが、なかなかその気になれなくて少しずつ先延ばし。

ようやく私の仕事がひと段落したので、一年越しになりましたがようやくリフォームに着手！！
明日から施工会社の人が来て、工事が始まります。。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
乙女ココロ　浪漫ちっく　バッグ&雑貨の＊PUKU＊（ぷく）のバッグデザイナーのゆうもでした！

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